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2025.08.21(木)
子どもの勉強習慣は間取りで決まる?リビング学習&スタディコーナーの工夫

なぜ間取りが子どもの勉強習慣に影響するのか
子どもの勉強を見てあげたいけれど、仕事や家事でなかなか時間が取れない——そんな悩みを抱えている親御さんは多いのではないでしょうか。
そこで今、注目されているのが「リビング学習」です。 親がほどよい距離感で子どもの勉強をサポートしやすいといったメリットが多く、集中力が鍛えられ、勉強習慣をつけやすいことから、学力向上に良い影響があるといわれています。
学習習慣を育てるうえで大切なのは「環境づくり」。住まいの間取りは、日常の行動パターンや意識に大きな影響を与えます。
毎日つきっきりでサポートするのが難しくても、自分から机に向かえる環境を整えることで、学習習慣は自然と身についていきます。 今回は、子どもの学習習慣が自然と身につく住まいのアイデアをご紹介します。
リビング学習を成功させる、住まいの工夫
生活音を考慮しよう
リビングは家族の集まる場所。多少の生活音は集中力を養う訓練にもなりますが、テレビの真横や通路の真ん中では落ち着きません。
リビング内に学習スペースを設ける際は、適度に仕切りを設けたり、ダイニングテーブル横など視線が落ち着く位置にするといった工夫を取り入れると、より効果的です。
成長に合わせて、部屋の使い方を変えるのもおすすめ
子どもの学習スタイルは年齢によって変わります。
低学年のうちはリビングで親の近くにいたほうが安心ですが、中高生になると静かな個室で集中したい時期に入ります。
そこでおすすめなのが「多目的に使えるスペース」。
たとえば中2階などのフリースペースは、小学生時代はスタディコーナーに、中高生以降は趣味や読書コーナーとして活用できます。
成長に合わせて役割を変えられる空間は、分譲住宅でも大きな価値があります。
子どもの学びをサポートする、住まいのアイデア
子どもの居場所がある、キッズスペース付きのリビング

リビングからゆるやかに繋がるように、キッズスペースを設けた間取り。子どもが小さいうちは遊び場として活躍し、小学生以降はデスクを置けば、学習スペースに早変わり。
マグネットボードでお気に入りの形を残したり、子どもの感性に合わせて自由な使い方が可能なのがポイントです。学びを通して、親と子のコミュニケーションを育みます。

収納をキッズスペースに取り入れると、遊んだり勉強した後の片付けが自然と身につきます。
さらに、片付け場所を子ども自身で決めることで、「自分で片づける」という気持ちが育ち、日常の中で自立心を養えます。
開放感たっぷり!中2階のフリースペース

リビングを見下ろせる位置にある中2階は、小学生以降の学習スペースとして活用するのにぴったり。
開放感たっぷりな空間で、自分の時間にしっかり集中できます。

空間の区切りがゆるやかな間取りは全体に目が行き届きやすく、いつでも家族の存在を感じられる安心感があります。
家事中もそばで宿題を見守れる、カウンター付きキッチン&ダイニング

キッチン&ダイニング後ろに設置されたカウンターは、子どもが宿題をするときに最適なスペース。
料理をしながらでも声をかけられるため、学習習慣が自然と身につきやすくなります。

読書やちょっとした休憩にもぴったりで、子どもはもちろん、パパやママにとっても家事の合間にホッと一息つける空間として活躍します。
間取りで「学びやすい暮らし」を育てよう!
子どもの学習習慣は、机や参考書だけでなく、毎日を過ごす「家のつくり」によっても育まれます。 リビング学習やスタディコーナーなどを取り入れることで、自然と勉強に向かえる仕組みを整えることができます。
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※今回ご紹介したアイデアは当社の施工事例です。気になる物件や不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。